先日、16時からの会議に出席するため、15時頃に車に乗り込もうとしたところ、あまりの暑さに驚きました。車内の温度はなんと51℃!この日の外気温は36℃で、炎天下に置かれていた車内は極端に高温になっていたのです。車内温度は車の色や材質、駐車場の環境によっても異なります。

このように車内温度が上昇すると、車内に置かれた物にも大きな影響を与えます。私も消臭剤や虫除け剤などを車内に置いていましたが、真夏の車内に置いてはいけないものにはどのようなものがあるのでしょうか?

高温の車内に置いてはいけないもの

  1. スプレー缶や缶入り飲料などの密閉容器
    • スプレー缶:高温になると内部の圧力が上昇し、爆発の危険性があります。特に可燃性のガスを含むものは、火災の原因になることも。
    • 缶入り飲料:特に炭酸飲料は、内部の二酸化炭素が膨張し、缶が破裂するおそれがあります。
    • ペットボトル飲料:高温で変形や破裂したり、内容物が劣化することがあります。
  2. 電子機器
    • スマートフォン、タブレット、ノートパソコンなどの電子機器は0~35℃の温度範囲での使用を想定して設計されています。しかし、真夏の車内温度は60℃以上に達することがあり、許容範囲を大きく超えてしまいます。
    • 高温環境下では電子部品の劣化が急速に進行し、バッテリーの膨張や液晶画面の損傷などの問題が発生する可能性があります。
    • 特にリチウムイオン電池を搭載しているスマートフォンやモバイルバッテリーは熱に弱く、高温で膨張や変形が起こりやすいです。最悪の場合、発火や爆発のリスクがあります。
  3. その他の機器
    • ポータブルゲーム機やデジタルカメラも高温環境に弱いです。

安全対策

真夏の車内にこれらの物を置くことは避けるべきです。どうしても車内に物を置く必要がある場合は、日陰に駐車する、窓にサンシェードを使用する、車内の換気を良くするなどの対策を取りましょう。大切な物が高温で損傷することを防ぐためにも、普段からの注意が必要です。