車を安全に運転するためには、定期的な点検が重要です。特に夏が近づくと気温が上がり、車の性能に影響を与えやすくなります。最近、長野市や松本市への出張中に、高速道路で故障車をよく見かけますが、その多くがタイヤのトラブルです。最悪の場合、タイヤがバーストするなどの重大な事故が起こることもあります。そこで今回は、日常的に確認すべき車の点検ポイントと、夏前に特に注意すべき部分についてわかりやすくご紹介します。

日常的に確認すべき車の点検ポイント

  1. タイヤの空気圧 タイヤの空気圧は適正な状態を保つことが重要です。空気圧が低すぎると燃費が悪くなり、逆に高すぎるとタイヤの摩耗が早まります。月に一度は空気圧をチェックし、必要に応じて調整しましょう。
  2. タイヤの溝の深さと摩耗状態 タイヤの溝が浅くなると、雨の日のグリップ力が低下し、スリップの原因となります。1円玉を使って溝の深さを確認する簡単な方法もありますが、定期的に専門店でのチェックをおすすめします。
  3. ブレーキの状態 ブレーキパッドの厚さやブレーキオイルの量を定期的に確認しましょう。ブレーキの効きが悪いと感じた場合は、すぐに点検を受けることが大切です。
  4. エンジンオイルと冷却水のレベル エンジンオイルが不足するとエンジンの寿命が縮まります。また、冷却水が不足しているとエンジンがオーバーヒートする危険性があります。定期的にレベルを確認し、必要に応じて補充しましょう。
  5. ライトとウインカーの点灯確認 全てのライトとウインカーが正常に点灯するか確認してください。夜間や悪天候時の安全運転に不可欠です。

夏前に特に確認すべき部分

  1. エアコンの機能 夏の暑さ対策として、エアコンの効き具合を確認しましょう。エアコンフィルターの交換やガスの補充が必要な場合もあります。
  2. 冷却系統の点検 高温時にエンジンを冷却するためのラジエーターやファンの状態を確認します。冷却水の量と品質も重要です。
  3. バッテリーの状態 気温が高くなるとバッテリーの性能が低下することがあります。バッテリーの寿命や電圧を確認し、必要に応じて交換を考えましょう。
  4. ワイパーの劣化チェック 夏場の突然の雷雨に備えて、ワイパーのゴムが劣化していないか確認します。視界確保のために重要な部分です。
  5. タイヤの点検 気温が高くなると、タイヤの内圧が上がりやすくなります。過度な空気圧はバーストの原因になるため、適正な空気圧を保ち、タイヤの状態を再確認しましょう。

夏のドライブシーズンを快適かつ安全に過ごすために、事前の点検とメンテナンスを怠らないようにしましょう。日常的な点検の習慣をつけることで、予期せぬトラブルを未然に防ぎ、安心して車を運転できるようになります。